2022年9月号：Airdaさんと行く、地元で買って食べるお魚、その魅惑の世界

本州はまだ30度近い気温が続いているようですが、オホーツクではもうすっかり秋。朝方が0度近くまで冷え込むことも出てきました。木々も少しずつ色づき始めています。

オホーツクハウスきよさとにはコクワ（正式名称はサルナシ）の実がなっています。直径2cmほどで、あまり想像できないかもしれませんがキウイのような味がします。おばあちゃんに「霜が降りる前くらいに柔らかくなったら食べごろ」と言われました。あと数週間といったところ。毎年秋の楽しみです。

今月はAirda（エアダ）さんに、会話形式でオホーツクのお魚について書いていただいています。「鮭日本一のまち」斜里町では一体シャケはいくらで売っているのか？ほかにもあんな魚やこんな魚介類が？お魚好きの観光客の方にも注目です。

どうも！Okhotsk strange soundのAirdaです。
早いものでオホーツクハウス通信を書くのも今回で3回目。
初めての方もいると思うので、僕の詳細については1回目をご覧ください。

前回、次回こそは必ず魚のことを書くと宣言した通り、今回は魚のことを書いていきますが、僕は魚の種類や生態に詳しいわけではなく、ただ「美味しいお魚が毎日食べれる漁師町最高」を共有したいだけなんです……！

斜里の漁業については地域おこし協力隊の高木さんが「今月の斜里町」というnoteの中で紹介されていて、とてもわかりやすく書かれているので皆さん是非ご覧ください。

今回は観光で訪れたAさんとの会話形式で魅力をご紹介したいと思います。

先に結論から言うと「オホーツクハウスに泊まったら魚屋、スーパーで魚を買ってきて思う存分食べるのが最高」です！

それでは行ってみよう！

「鮮魚を食べたい～って思っているんだけど、居酒屋とか海鮮丼のお店じゃ駄目なの？」

「飲食店も利用しつつ、自分達で買って楽しむのも最高だよ」

「でも美味しい魚って高いのでは……？」

「それも含めて今から紹介していくね！」

「いきなり美味そう」

「これはカラフトマスのお刺身だよ」

「お刺身で食べれるの？」

「サケ類を食べる時は必ず冷凍してから食べることをおすすめするよ」

「ルイベだ！」

「地元の人はちゃんちゃん焼きやソテーで食べることが多いみたいだけど、僕はルイベで食べることが多いよ」

「食べたいけど、1,000円以上しそう」

「大きなサケを丸々一匹買うならその位することもあるけど、もっと安いよ」

「すけ？さけじゃなくて？」

「『ますのすけ』はキングサーモンの和名だよ」

「え 。キングサーモンって日本で獲れるの？」

「滅多に獲れないみたいだけど、スーパーに並んでいることがあるよ」

「460円……安……」

「めちゃ美味だよ」

「他の鮭類もすけみたいにお刺身用で売っているの？」

「5月頃からサクラマスが獲れ始めるけど、お刺身用として見かけることはあまりないかも……」

「じゃあどうしたら……」

「僕は魚屋さんで1匹買って、３枚に卸してもらったものを冷凍してから食べるよ」

「なるほど」

「鮭類をルイベや生で食べる場合は、寄生虫対策として必ず48時間以上冷凍してから食べてね」

「じゃあ初日に買って冷凍庫に入れて２日目の夜に食べようかな」

「心配なら買う時にお店の人に聞いてみてね！」

「わかったよ！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　***

「じゃあ次はこちら」

「これは……つぶ貝？」

「そう！つぶ貝だよ。安くて美味しい最高の一品」

「都心の居酒屋で食べると700～800円位で少ない印象……」

「1個数十円で買えることもあるよ」

「？？？？」

「信じられない位でかいつぶ貝を2～3個買っても500円にはならないよ」

「？？？？」

「刺身でもいいし、バターで炒めるのも最高だよ」

「移住しようかな……」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　***

「次はこちら！」

「これは何の魚？」

「にしんだよ」

「魔女の宅急便にでてきたニシンのパイの魚だ。生で食べれるの？」

「食べれるよ！もちろん冷凍してからね」

「味はどうなの？」

「脂がのっていてとっても美味しいよ！僕は一番好きかも」

「1匹いくら？」

「僕がよく行く魚屋さんでは1匹50円位で買えるよ」

「移住しよ（決意）」

「次はこちら！」

「あーまちがいないやつだ」

「時期になると網走産の白魚がスーパーに並ぶよ」

「これは流石に2000円位……」

「沢山入って1パック500円だよ」

「安すぎる……」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　***

「次はこちら！」

「つのかれい。知床に来て初めて見たよ」

「さばいていないのも売ってるんだ」

「さばくのも楽しいよ！」

「Airdaさんはさばけるの？」

「ご覧の通り苦手※だよ！」

※ 本当はもっと沢山身が取れます……

「お店ではさばいてくれるの？」

「忙しいと断られるかもしれないけど、さばいてくれるよ」

「にしんとか難しそう……」

「それだったらお店にお願いした方が良いかもね！」

「そろそろお店も知りたいな」

「それじゃあ僕がよく行くウトロの魚屋「ごっこや」を紹介するね」

「ごっこや...…?」

「漁協が運営する直販店だよ」

「ほっけ安っ」

「フライにして食べると最高」

「タルタルソースかけたい～」

「さっき話したにしんだよ」

「本当に50円だ……」

「これは僕が大好きなシマソイ」

「見た目がイカつい」

「だけど旨味があって刺身で食べると最高に美味しいよ」

「これも安いな～」

「個人的には一番のおすすめはシマソイだよ」

「あ！なんか鮭っぽい魚がいる！」

「真ん中の魚は桜ますだよ。時期になると店頭に並ぶよ」

「あれ？桜ますの上にいるのは……」

「トキシラズだよ！」

「7020円！ひぇぇぇ高い」

「これは最近の写真だよ」

「カラフトマスだ～！」

「まだまだ沢山あるけど……」

「もう大丈夫！後は自分の目と舌で確認してくるよ！」

「色々な魚食べてみてね！」

「飛行機予約しよ！」

いかがでしたでしょうか？
他にもマツカワ、オヒョウ、カワガレイ、ギンガレイ、ホタテ、平貝などなど沢山の魚介類を買うことができます。

特にホタテ！時々スーパーに漁業協同組合のホタテが1パック980円で並んでいることがあるので、見かけたら絶対に買って下さい。1粒1粒が大きくて、身がプリップリで、醤油をちょいとつけて口の中に入れるとめちゃくちゃ幸せになれます。ホタテフライもおすすめです！

オホーツクハウスで魚パーティーするのはきっと楽しいと思うので、泊まることがあったらスーパーに行って魚をチェックしてみてくださいね！

それではまた🐟

斜里町で鮮魚を購入できる主な販売店

【ウトロ漁協直販店ごっこや】
住所：北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-8
TEL：0152-22-5058
営業時間：夏期営業時間（5月-10月）：8:30-18:00
　　　　　冬期営業時間（11月-4月）：9:00-17:00
定休日：年末年始　※臨時休業あり

【ビッグマートみたに しれとこ店】
住所：北海道斜里郡斜里町ウトロ東２１３
TEL：0152-24-2425
営業時間：9:00～18:00
定休日：毎週日曜日

【ビッグマートみたに 知床オホーツク海産物直売店】
住所：北海道斜里郡斜里町本町３３−９
TEL：0152-23-6336
営業時間：9:30～19:30
定休日：毎週日曜日

【ラルズマート 斜里店】
住所：斜里郡斜里町字豊倉50-8
TEL：0152-22-1400
営業時間：9:30～20:00 / 日曜日のみ9:00～20:00
定休日：元旦

【エーコープしゃり店】
住所：斜里郡斜里町青葉町３３ー１
TEL：0152-22-3456
営業時間：9:30～20:00
定休日：無休（正月 2 日間除く）

【㈱野尻正武商店 斜里工房しれとこ屋販売店】
住所：北海道斜里郡斜里町港町１
TEL：0152-22-2111
営業時間：（4月-12月）9:00 - 19:00（1月-3月）9:00 - 18:00
定休日：年中無休

ということで、Airdaさんのおさかなテロでした！Airdaさんオススメのお店はオホーツクハウスからもそう遠くないお店が多いです。オホーツクハウスには一般的な調理道具は一通り揃っているので、ぜひ旬のお魚を購入して、お魚料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか！

オホーツクハウスからのお知らせです。「どうみん割」が10月10日まで延長になりまして、10月11日からはGoToトラベルの新たな形態「全国旅行支援」が始まるそうです！

ただ、公式のウェブサイトもできておらず、関係機関からまだ何も連絡がありません！なので正直言って、私たちもまったく何もわかりません。笑　が、どうみん割やGoToトラベルと同様であれば、いろいろと対応の方法はありそうです。なので、適用をご希望されるかたはぜひお気軽にご連絡ください。いろいろ決まり次第対応させていただきます。

いずれにしても、10月は紅葉がとってもきれいなシーズンです。知床は10月上旬〜下旬にかけてが見頃のシーズン。オホーツクハウスもまだ予約は割と余裕があるので、このタイミングで長期滞在なども大歓迎です。ぜひお気軽にご連絡ください！

次回はウトロでクマを愛して暮らすむらかみさん！オホーツク周辺で気になったグッズやお店などを紹介してくれるようです。お楽しみに！